「FICってどこの国の学校?」と気になって調べているあなたへ。FICはカナダ・ブリティッシュコロンビア州バーナビーにある私立パスウェイカレッジで、名門公立大学サイモンフレーザー大学(SFU)のキャンパス内に設置されています。世界30カ国以上で教育機関を運営するNavitasとSFUが公式に共同運営しており、信頼性は折り紙つきです。SFUへの直接入学より低い英語力・成績でも入学できるため、「英語力に自信がないけどカナダ名門大学を目指したい」という学生に最適なルートとして注目されています。この記事ではFICがどこの国にあるかという基本から、プログラム内容・費用・奨学金・リアルな留学環境まで、留学を検討しているあなたが知りたい情報をまとめました。
FICはカナダにある——「どこの国?」という疑問にまず答える
「FICって聞いたことはあるけど、そもそもどこの国の学校なの?」と思って調べているあなたへ。 まず結論からお伝えします。
FICは、カナダにある学校です。 正式名称は「Fraser International College(フレーザー・インターナショナル・カレッジ)」といい、カナダのブリティッシュコロンビア州バーナビーという都市に位置しています。
バーナビーはバンクーバーのすぐ隣に位置する街で、日本で言えば東京と横浜のような関係です。 バンクーバー国際空港からも比較的近く、カナダの中でも住みやすい地域として知られています。
バンクーバーは「世界で最も住みやすい都市」の常連として国際的に認知されており、温暖な気候・豊かな自然・多様な文化が共存する都市です。 日本食レストランやアジア系スーパーも充実しており、海外生活が初めての学生でも比較的馴染みやすい環境といえます。
FICのキャンパスはSFUの中にある
FICの最大の特徴は、キャンパスの場所にあります。 FICはサイモンフレーザー大学(Simon Fraser University、通称SFU)のキャンパス内に設置されているのです。
「大学の中に別の学校がある」というのは少し不思議に聞こえるかもしれません。 日本でたとえるなら、大学の敷地内に留学生向けの準備コースが併設されているようなイメージです。
SFUはカナダのブリティッシュコロンビア州を代表する名門公立大学であり、QS世界大学ランキングでも継続的に高い評価を受けています。 そのSFUのキャンパス内にFICが存在しているという事実が、FICの信頼性を語る上で非常に重要なポイントです。
SFUのキャンパスはバーナビー山の上に位置しており、山頂から街を見下ろす景観はとても印象的です。 冬には雪が積もることもありますが、キャンパス内は整備されており、学生生活の拠点として充実した環境があります。
FICのキャンパスはこのSFU内にあるため、FICの学生は入学当初からSFUの図書館・スポーツ施設・学生サービスを利用できます。 SFUの学生コミュニティに早い段階から触れられることも、FICを選ぶメリットのひとつです。
FICを運営しているのはNavitasとSFUの公式共同体制
FICの運営体制についても押さえておきましょう。 FICはSFU単独ではなく、「Navitas(ナビタス)」という世界的な教育機関グループとSFUが公式に共同で運営しています。
Navitasはオーストラリアに本社を置き、世界30カ国以上で100を超えるパスウェイカレッジを運営する国際的な教育機関です。 日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、英語圏の留学業界では非常に知名度が高い組織です。
Navitasが運営するパスウェイカレッジはオーストラリア・イギリス・アメリカ・カナダなど英語圏の名門大学と提携しており、毎年世界中から多くの留学生を受け入れています。 教育プログラムの品質管理と学生サポートに力を入れている点が特徴で、各大学との提携によって学術水準も保証されています。
つまりFICは「怪しい民間学校」などではなく、世界規模の教育グループと名門公立大学が手を組んで運営する、信頼性の高い教育機関です。 「聞いたことがない学校だから不安」という気持ちは、この運営体制を知ることで大きく和らぐはずです。
FICの設立背景と目的
FICが設立されたのは、SFUへの入学を目指す留学生を支援するためです。 SFUへの直接入学は、英語力や学業成績のハードルが高く、多くの学生にとって難しいのが現実です。
そこでFICが「パスウェイカレッジ」として機能することで、段階を踏んでSFUへの進学を目指せるルートが生まれました。 FICで学びながら英語力と学力を高め、SFUの2年次へと編入していく——これがFICの本来の役割です。
FICが「どこの国にあるか」という疑問の答えは「カナダ・バーナビー(バンクーバー近郊)のSFUキャンパス内」ですが、それ以上に大切なのは「なぜそこにあるのか」という目的です。 FICはSFUへの進学を夢見る若者のために存在する学校なのです。
世界各国からFICに集まる学生たちは、それぞれ「SFUで学びたい」という同じ目標を持っています。 異なる文化・言語的背景を持つ仲間と学ぶ環境は、大学進学前から本格的な国際経験を積む場でもあります。
FICとSFUの関係——パスウェイ制度とはどういう仕組みか
「パスウェイ制度」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。 でも実際にどんな仕組みなのか、今ひとつピンとこない方も多いのではないでしょうか。
パスウェイ制度とは、ひとことで言えば「目的地までの迂回路」です。 直接入学が難しい名門大学に、段階を踏みながらたどり着くための道筋をつくる制度です。
「迂回路」と聞くと遠回りに聞こえるかもしれませんが、これは登山にたとえると山の急斜面を直登せずに、なだらかなルートで確実に頂上を目指すようなものです。 目的地は同じ——ただし自分の体力とペースに合ったルートを選べるというわけです。
SFUへの直接入学とFIC経由の違い
SFUに直接入学しようとすると、一般的にIELTS(英語能力試験)で6.5以上のスコア、そして高校や大学の成績も一定基準を満たす必要があります。 これは、英語を母語としない学生にとってかなりハードルが高い数字です。
IELTS 6.5というスコアは、日本人の平均的な英語学習者が1〜2年間集中して勉強した末にようやく届くレベルと言われています。 大学の授業を英語で問題なく受けられる水準を想定しているため、当然ながら基準は厳しくなります。
一方、FICへの入学基準はそれよりも低く設定されています。 英語力が不十分でも入学できるコースが用意されており、FICで学びながら英語力と学習スキルを高めていきます。
日本の大学受験にたとえると、第一志望の大学に直接受験するルートと、専門学校や短大で力をつけてから編入学するルートのような違いです。 FIC経由のルートは「遠回り」ではなく、自分のペースで確実に目標へ近づける「賢い選択肢」とも言えます。
FICを経由することで発生する追加期間はおよそ1〜2年ですが、この期間を「準備に使える時間」と考えることで、SFU進学後の学習がよりスムーズになるというメリットもあります。 語学力と学習スタイルの両方を鍛えた状態でSFUに入学できるため、入学後に苦労する可能性が低くなります。
FICからSFUへの編入率
FICからSFUへの編入は、条件を満たせば非常に高い確率で実現できます。 FICのUTP(University Transfer Program)という課程を修了し、必要な成績(GPA)を取得した学生は、SFUの2年次への編入資格を得られます。
もちろん成績が基準を下回ると編入が難しくなるケースもありますが、FICではサポート体制が整っており、学習面でのフォローが充実しています。 少人数クラスを採用しているため、大学の大教室と違って担当者に質問しやすい環境があります。
FICが掲げている数値では、プログラムを修了した学生の大多数がSFUへの編入を果たしているとされています。 この高い編入実績がFICの信頼性を裏付けるデータとなっています。
SFUとはどんな大学か
FICを経由して進学するSFUがどんな大学か、少し詳しく見ておきましょう。 SFUはブリティッシュコロンビア州立の公立大学で、1965年に設立されました。
カナダの国内大学ランキングでは常に上位に位置し、研究型大学として世界的に認められています。 卒業生はカナダ国内外の企業・研究機関・政府機関など幅広い分野で活躍しており、SFUの学位は就職市場での評価が高いです。
キャンパスはバーナビー・バンクーバー・サリーの3拠点あり、学生数は約3万5千人規模です。 多様な国籍の学生が集まる国際的な環境で、英語圏の大学生活を本格的に体験できます。
SFUは特にビジネス学部・コンピュータサイエンス・コミュニケーション学・環境学などの分野で評価が高く、これらの専門分野での学位取得を目指す学生にとっては特に魅力的な大学です。 日本の企業でも、英語圏の大学卒業者への需要は高まっており、SFU卒業という実績を持つことは日本での就職市場においても「国際経験・語学力・自律性」のシグナルとして評価される可能性があります。
FICを経由してSFUへ進学することは、単なる留学体験を超えた、キャリアへの実質的な投資と言えるでしょう。
FICのプログラム構成——自分に合ったコースの選び方
FICがどこにある学校かを理解したところで、次は「どんな勉強ができるのか」について見ていきましょう。 「自分の英語力やレベルに合ったコースはあるのか」と心配しているあなたに、具体的な選択肢をご紹介します。
FICのプログラムは、学生の英語力・学習歴・目標に応じて複数のコースが設けられています。 「英語が全然できない」という状態でも、段階的にレベルアップできる仕組みになっています。
UTP Stage I——SFUへの編入を目指す入門段階
UTP(University Transfer Program)Stage Iは、FICのメインプログラムの入門段階です。 英語力がまだ十分でない学生や、カナダの大学スタイルの授業に慣れていない学生が対象です。
このステージでは英語スキルの強化と並行して、人文学・社会科学・理系など幅広い分野の基礎科目を学びます。 Stage Iを修了するとStage IIへ進む資格を得られます。
IELTS 5.5は英検準2級〜2級程度に相当するとされており、高校卒業レベルの英語力がある学生なら、数カ月〜1年程度の集中学習で達成できる可能性があります。 「英語が苦手だから留学は無理」と思っていた人にとって、FICは現実的な選択肢になり得ます。
UTP Stage II——SFU2年次編入への仕上げ段階
UTP Stage IIは、SFUの2年次への編入を目指す最終段階です。 Stage Iよりも高度な内容を学び、SFUの実際の授業に近い水準でのトレーニングが行われます。
Stage IIへの入学には3つの異なる入学パスが用意されています。
1つ目は「ダイレクト入学」です。 英語力や学業成績が一定基準を超えている場合、Stage IをスキップしてすぐにStage IIから始められます。 英語はある程度できるが大学の授業スタイルに不慣れという学生に向いています。
2つ目は「インテグレーテッド入学」です。 英語科目とアカデミック科目を並行して受講する形式で、英語力を高めながら専門的な学習を進めていきます。 英語がある程度できるがもう少し強化したい学生に最適です。
3つ目は「コーナーストーン入学」です。 学業成績は良好だが英語力がやや不足している学生向けの入学パスです。 英語集中コースから始め、徐々にアカデミック科目を増やしていく段階的なアプローチをとります。
自分の英語力と学習歴に応じて最適な入学パスを選べる柔軟性が、FICの強みのひとつです。 「英語力は高くないが学習意欲は高い」「英語はできるが大学レベルの学習は不安」といった異なるプロフィールの学生それぞれが、最も効率よく目標に近づける経路を選べます。
Associate of Arts Degree——2年間で取得できる準学位
FICでは、SFU編入を目指すUTPプログラム以外にも「準学士号(Associate of Arts Degree)」を取得できるプログラムも提供されています。 このプログラムはFIC単独で完結する2年制の課程で、SFUへの編入を前提としない学生にも選択肢を提供しています。
準学士号は北米では一般的な学位区分で、就職や4年制大学への編入など、取得後の選択肢は複数あります。 「SFUへの編入だけが目的ではない」「まずはカナダで2年間学んでみたい」という学生にとっても、FICは選択肢になります。
入学時期は年3回——タイミングを逃さない
FICへの入学は、1月・5月・9月の年3回の時期に対応しています。 日本の大学では4月の一度しか入学時期がないことが多いですが、FICでは自分のスケジュールや準備状況に合わせて入学時期を選べます。
「今から本格的に準備を始めれば、来年の1月か5月の入学を目指せる」と考えると、留学計画が具体的に立てやすくなります。 年3回という柔軟な入学時期は、慎重に準備したいペルソナのあなたにとって心強い選択肢です。
例えば、現在大学3年生で4月から本格的にIELTS対策を始めた場合、1〜2年後の入学を目標に計画を立てられます。 9月入学を目標にするなら前年の秋から、1月入学なら前年の夏から書類準備を始めると余裕があります。
FICの費用と奨学金——「カナダ留学は高すぎる」を見直す視点
「カナダ留学って費用が高くて、自分には現実的じゃないかも」と思っていませんか。 確かにカナダの大学は費用がかかりますが、FICには奨学金制度もあり、思ったより手が届く可能性もあります。
費用の話は「高い」という印象で終わらせるのではなく、「どう準備すれば現実的になるか」という視点で考えることが大切です。
FICの授業料の目安
FICの授業料は学期ごとに異なりますが、1学期(約4カ月)の授業料は概ねCAD 8,000〜9,000程度が目安とされています。 年間2学期受講した場合、授業料だけでCAD 16,000〜18,000(日本円換算で150〜200万円前後)になります。
これに加えて、家賃・食費・交通費などの生活費がかかります。 バーナビーやバンクーバーは物価が高い地域で、生活費として月CAD 1,500〜2,500程度を見込む必要があります。
なお、FICからSFUへ編入した後はSFUの授業料が適用されます。 SFUの留学生向け授業料も同様の水準で、合計4年間の留学費用としてはFICでの1〜2年間とSFUでの2〜3年間を合わせた総額を試算する必要があります。
FIC Scholarship——最大CA$5,000の奨学金制度
FICには「FIC Scholarship(FIC奨学金)」という独自の奨学金制度があります。 最大で$CA5,000(約50〜70万円)の奨学金を受け取れる可能性があります。
この奨学金を獲得しやすいポイントは「条件付き合格(Conditional Offer)での早期申請」です。 英語要件を完全に満たしていない状態で出願し、早めに条件付き合格を得ると奨学金の選考対象になりやすいとされています。
CA$5,000は1学期の授業料のおよそ半分から60%程度に相当します。 奨学金を活用できれば、実質的な年間費用をかなり抑えることができます。
「奨学金は成績優秀者しかもらえないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、FICの奨学金は必ずしも学業成績だけで判断されるわけではありません。 早期申請という「行動の速さ」が重要な条件になっているという点で、準備をしっかり進めた学生が報われる仕組みになっています。
費用を親と話し合うためのポイント
多くの場合、留学費用は親に相談して協力をお願いする必要があります。 費用を提示するだけでは「高い」という印象を与えてしまうので、投資対効果を合わせて伝えることが大切です。
FIC経由でSFUを卒業することで得られるもの——英語力、カナダの大学の学位、国際的なネットワーク——は日本の大学4年間では得にくい経験です。 「単なる留学」ではなく「カナダ名門大学の卒業資格を取るための段階的な投資」という文脈で話し合うと、親の理解を得やすくなるかもしれません。
また、日本の大学を卒業してから就職する場合と、SFU卒業後に英語力を持ってキャリアをスタートする場合の長期的な収入差も、費用対効果を考える材料になります。 短期的には費用がかかっても、長期的なキャリアへの投資として見ると合理的な選択になることは多くあります。
日本の留学支援制度も組み合わせる
FIC奨学金以外にも、日本国内の留学支援制度を組み合わせる方法もあります。 日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度や、各都道府県・大学が独自に設けている奨学金制度も確認してみましょう。
また、英語の事前学習を徹底してIELTSスコアを上げておくことで、Stage IIからの入学資格を得られれば在学期間を短縮でき、総費用を抑えることにもつながります。 入学前の英語学習への投資は、後々の留学費用削減という形で返ってくる可能性があります。
FICに通うとどうなる?リアルな環境と身につく力
「公式サイトには良いことしか書いていないんじゃないか」と思っているあなた。 実際にFICに通った経験者の声を踏まえつつ、リアルな留学環境をお伝えします。
良い面だけでなく、課題として語られている点も正直にお伝えします。 それを踏まえた上で自分はどう行動するかを考えることが、後悔しない留学選択につながります。
少人数クラスによるサポートの手厚さ
しかしFICでは1クラスの人数を少なく抑えており、教員への質問や相談がしやすい環境があります。 英語で授業を受けることに不慣れな段階では、「わからないことをすぐに聞ける」という安心感が学習の継続に大きく影響します。
留学初期の不安な時期に、教員と個別に関わる機会があるかどうかは、語学力の伸びにも直結します。 FICの少人数制は、特に英語力に自信がない学生にとって心強いサポートです。
少人数のクラスでは他の学生との関係性も作りやすく、情報共有や学習の助け合いが自然に生まれます。 孤立しにくい環境は、特に留学初期の精神的な安定にも貢献します。
アジア系学生の多さについて正直に言うと
体験者の口コミで繰り返し語られているのが、「アジア系学生の比率が高い」という点です。 FICには日本人だけでなく、中国・韓国・台湾・東南アジアなど、アジア各国からの学生が多く集まります。
これが「英語習得の妨げになるのでは」という懸念につながることがあります。 授業外でアジア系学生同士で固まってしまうと、英語を使う機会が減る可能性はあります。
ただし、これは環境の問題というよりも「自分がどう行動するか」の問題です。 意識的に英語を使う場を作る、SFUのイベントや課外活動に積極的に参加する、英語を話すルームメイトを探すといった行動で、英語環境を自分で作り出すことは十分可能です。
FICからSFUへ編入した後は、SFUの多様な学生コミュニティに自然に溶け込んでいきます。 FICでの1〜2年間を「英語習得の仕上げ期間」と割り切って、意識的に英語漬けの環境を選んでいく姿勢が大切です。
「アジア人が多いから意味がない」という極端な結論ではなく、「その環境の中でどう工夫するか」を考える能動的なアプローチが、留学を成功させる鍵です。
FICでの学習が将来に与える影響
FICを経由してSFUを卒業した場合、最終的に得られる学位はSFUの正規の学位です。 FICはあくまで編入の入り口であり、SFU卒業という実績が残ります。
日本の就職市場でSFUという大学名がどこまで評価されるかは業界や企業によって異なりますが、「カナダの名門大学を卒業した」という事実は確かな実績です。 特に外資系企業、国際的なビジネスに関わる職種、英語を使う仕事では、英語圏の大学卒業は大きな強みになります。
また、カナダでのキャリアを視野に入れている場合、SFU卒業はカナダの就労市場でも有利に働きます。 カナダは移民・就労に対してオープンな政策をとっており、SFUのネットワークをカナダ国内のキャリア形成に活かすことも可能です。
SFU卒業生のコミュニティは世界中に広がっており、卒業後もこのネットワークから恩恵を受けられる可能性があります。 在学中にインターンシップや業界イベントに積極的に参加することで、就職活動においても有利なポジションを築けます。
FICで身につく「自律した学習者」としてのスキル
FICの授業はカナダの大学スタイルで進められます。 自分でスケジュールを管理し、課題を期限内に提出し、ディスカッションに参加する——日本の受動的な授業スタイルとは大きく異なります。
最初は戸惑うこともありますが、このスタイルに慣れることで「自律した学習者」としての力が身につきます。 これはSFUへ進学した後も、さらには社会に出た後も、一生使えるスキルです。
日本の教育システムでは、教員や先生からの指示を待ちながら学ぶスタイルが一般的です。 しかしカナダの大学では、自分で問いを立て、リサーチし、意見を形成し、それをプレゼンテーションや論文という形でアウトプットする力が求められます。
この「能動的に学ぶ力」は、現代のビジネス環境においても非常に求められるスキルです。 FICでの学習はそのトレーニングの場でもあり、卒業後のキャリアに直結する実践的な力を養います。
FICへの出願から入学までの流れ——はじめの一歩を踏み出すために
「FICに興味が出てきた。でも具体的に何をすればいいかわからない」というあなたへ。 出願から入学までの大まかな流れをお伝えします。
「どうせ自分には難しいだろう」と感じていたとしても、一歩ずつ分解してみると意外とシンプルです。 行動を細かくステップに分けることで、「今日できること」が見えてきます。
ステップ1: 英語力の現状把握とIELTSスコアの確認
まず、自分の英語力がFICの入学基準に対してどのくらいの位置にあるかを把握することから始めます。 FICの入学に必要な英語力は、コースや入学パスによって異なりますが、最低ラインはIELTS 5.5(または同等)です。
まだIELTSを受験したことがない場合は、英検・TOEIC・TOEFLなど既存のスコアから換算する目安があります。 英検準1級程度がIELTS 6.0〜6.5に相当するとされており、英検2級程度がIELTS 5.0〜5.5の目安です。
現時点でのスコアが足りない場合は、IELTSに向けた英語学習の計画を立てることが次のステップです。 目標スコアに向けて3〜12カ月の準備期間を設けることが一般的です。
IELTSは単なる英語試験ではなく、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を測定します。 日本人が特に苦手とするスピーキングとライティングを意識的に強化することで、スコアの伸びを加速させることができます。
ステップ2: 留学エージェントへの相談
FICへの出願は自力でも可能ですが、留学エージェントを活用するとスムーズです。 エージェントはFICのプログラム選択、出願書類の準備、奨学金申請のサポートなどを行ってくれます。
特に「FIC Scholarshipを獲得したい」という場合は、条件付き合格での早期申請が有利とされているため、エージェントのアドバイスが役立ちます。 エージェントの費用はFICに出願する場合、多くのケースで学校側が負担する仕組みになっています。
エージェントは複数のカナダ留学に詳しい会社を比較してみることをおすすめします。 同じ学校への出願でも、エージェントによってサポート内容や得意分野が異なる場合があります。
ステップ3: 出願書類の準備
FICへの出願には一般的に以下の書類が必要です。 英語スコアの証明(IELTSなど)、学業成績証明書(高校または大学)、パスポートのコピー、志望動機を示す書類などが求められます。
日本語の成績証明書には英訳が必要になるケースがあります。 早めに準備を始めることで、書類集めのストレスを軽減できます。
志望動機の書類では、FICを選んだ理由、SFUで学びたい理由、将来のキャリアビジョンなどを明確に記述することが求められます。 日本語で一度まとめてから英語に翻訳するアプローチが、内容の整理にも役立ちます。
ステップ4: 入学許可と渡航準備
出願が認められると、条件付き合格または無条件合格の通知が届きます。 合格後はビザの申請(カナダの学生ビザ=Study Permit)、住居の手配、航空券の確保などの渡航準備を進めます。
ビザ申請には数カ月かかるケースもあるため、入学希望時期の半年以上前から動き始めることが理想的です。 入学時期が年3回あることを活かして、自分のスケジュールに最も合ったタイミングを選んでください。
Study Permit(学生ビザ)の申請はカナダ入国管理局(IRCC)に対して行います。 入学許可書、財政能力の証明、パスポートなどが必要で、オンラインでの申請が主流です。
情報収集の次の一歩は「相談」
FICについて調べて「行ってみたいかも」と感じたなら、次のステップは実際に留学エージェントや経験者に相談することです。 インターネットで集めた情報には限界があり、自分の具体的な状況(英語力・予算・目標)に合わせたアドバイスは、専門家から直接聞く方が確実です。
「まだ本気で決めたわけじゃないけど、とりあえず聞いてみたい」という気持ちで相談を始めるだけでも、頭の中にあるぼんやりとした疑問が具体的な計画に変わっていきます。 FICに関して知識のあるエージェントは複数存在しますので、比較しながら信頼できる相手を見つけてください。
「まず資料請求だけ」「無料相談に申し込んでみる」という最初の一歩は、5分もあれば踏み出せます。 FICという選択肢を知ったこの機会を、行動のきっかけにしてみてください。
よくある質問
- FICはどこの国にあるのですか?
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FICはカナダのブリティッシュコロンビア州バーナビーにある学校です。バーナビーはバンクーバーのすぐ隣に位置する都市で、FICのキャンパスはサイモンフレーザー大学(SFU)のキャンパス内に設置されています。世界的な教育機関NavitasとSFUが公式に共同運営しており、信頼性の高い教育機関です。
- FICからSFUへ必ず進学できるのですか?
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FICへの入学がSFU進学を保証するわけではなく、在学中に一定の成績基準(GPA2.0〜2.5以上が目安)を満たす必要があります。ただしFICはSFUへのパスウェイとして設計されており、在学中も英語サポートや学習サポートが手厚く提供されています。目標GPAを意識しながら学ぶことで、SFUへの編入を現実的な目標として見据えることができます。
- FICの入学に必要な英語力はどのくらいですか?
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入学パスによって異なりますが、最低ラインはIELTS 5.5相当(英検準2〜2級程度)です。英語力が高い場合はIELTS 6.5〜7.0が求められるダイレクトエントリーで入学できますが、英語力に不安がある場合はインテグレーテッドエントリーやコーナーストーンエントリーから始める選択肢もあります。現時点でIELTSのスコアがない場合も、既存の英検やTOEICスコアを参考に目標スコアを確認することができます。
まとめ
FICはカナダ・バーナビーのSFUキャンパス内に置かれたパスウェイカレッジです。Navitasという世界的教育機関とSFUが公式に共同運営しており、英語力や成績がSFUの直接入学基準に届かない学生でも段階的に名門大学進学を目指せる仕組みが整っています。「自分には無理かも」と思っていたカナダ名門大学への進学が、FICという一つの扉を経由することで現実の選択肢になります。まずは留学エージェントに相談して、あなたの英語力・スケジュール・予算に合った入学プランを一緒に考えてみてください。情報収集から行動へ、その一歩を踏み出すタイミングは今です。

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