MacBookやMac miniに合う外付けキーボードをAmazonで探していると、「Macally」という名前の製品を見かけることがある。価格と機能のバランスは良さそうなのに、聞いたことがないブランドで「怪しい中国製品では?」と不安になる人は少なくない。
実はMacallyは、アメリカ・カリフォルニア州に本社を置く1993年創業の老舗Mac周辺機器専門ブランドだ。30年以上にわたりMacユーザーのために製品を作り続けてきた実績があり、ノーブランドとは一線を画す信頼性を持っている。
この記事では、Macallyの国籍・ブランドの歴史から製造国の実態、製品のメリット・デメリット、具体的なおすすめ製品まで徹底解説する。読み終えるころには、安心して購入ボタンを押せるようになるはずだ。
Macallyはどこの国のブランドか――1993年創業のアメリカ製Mac周辺機器ブランドという事実
Amazonでキーボードを探していると、ふと「Macally」という名前の製品に目が止まることがある。デザインはすっきりしていて価格も手ごろ、機能も充実している。でも「Macally?聞いたことないブランドだ。中国の怪しい製品じゃないか?」という不安が頭をよぎり、購入ボタンを押す手が止まってしまう。そういった経験をした人は少なくないはずだ。
結論から言えば、Macallyはアメリカ・カリフォルニア州に本社を置くMac周辺機器専門ブランドだ。1993年の創業から30年以上、MacとAppleデバイス専用の周辺機器を作り続けてきた老舗メーカーである。ブランドの素性を知れば、抱いていた不安は自然と消えていく。
アメリカ・カリフォルニア州が本社所在地――創業背景と30年の歴史
Macallyの本社はアメリカ・カリフォルニア州に置かれている。カリフォルニア州といえばAppleの本社があるクパチーノを擁する、シリコンバレーを中心とするテクノロジー産業の中心地だ。Macallyが創業した1993年はちょうど、Macintoshが一般家庭や企業に広がり始めた時期にあたる。当時のMacユーザーは、Mac専用の高品質な周辺機器を入手することが難しかった。その課題に応えるために立ち上げられたのがMacallyである。
創業から2026年現在まで30年以上にわたりブランドを維持してきた事実は、一朝一夕に作れるものではない。短命に終わる粗悪メーカーとは根本的に異なり、長年のユーザーからの支持が継続的な事業を支えている証拠だ。特に北米市場では、Mac周辺機器ブランドとしての認知度は比較的高く、Apple製品のユーザーコミュニティでも名前が挙がることがある。
日本での知名度は北米に比べて低いため、初めて見ると「聞いたことがない」と感じるのは自然なことだ。しかしそれはあくまで日本市場における露出の少なさに起因しており、ブランドの信頼性や歴史の浅さとはまったく別の話である。1993年創業の老舗Mac専門ブランドという事実は、どの検索結果を見ても変わらない。
ブランド名「Macally」に込められた意味――「Macの味方」という由来
Macallyというブランド名は、「Mac」(Macintosh、つまりApple製品を指す)と「ally」(味方・協力者・同盟者)を組み合わせた造語だ。そのまま訳せばMacの味方という意味になる。
このブランド名は単なるネーミングの話にとどまらず、ブランドの存在意義そのものを端的に表している。Macallyはスマートフォン全般や汎用PC向けの製品を作るメーカーではなく、Mac(Apple製品)のユーザーに特化した周辺機器を作り続けることを軸に据えているブランドだ。キーボード、ケース、アダプタ、充電器など、製品ラインナップのすべてがAppleデバイスとの親和性を意識して設計されている。
ブランド名から「Macの専門家」としての姿勢が伝わる点は、ユーザーにとって重要なシグナルだ。汎用品を扱うだけのメーカーにはない、Apple製品への深い理解と専門性がMacallyの製品づくりの背景にある。
日本での販売経路と現状――AmazonとECが中心の展開
日本ではMacallyの製品はAmazonと楽天市場が主な販売チャネルとなっている。日本国内に実店舗を持たず、ECを中心に展開しているため、家電量販店などではほとんど見かけない。これが「知名度の低さ」につながっている一因でもある。
Amazonでは「Macally」と検索するとキーボード、ハブ、充電器など複数カテゴリの製品が表示される。日本語の商品説明が整備されているモデルも多く、国内向けの展開に力を入れていることがわかる。購入後のレビューは日本語で多数投稿されており、実際の使用感を確認することも容易だ。
なお、日本の正規代理店や公式サポート窓口は現時点では設置されておらず、問い合わせは英語ベースのサポートが中心となる。購入後のサポートについては後述するデメリット解説で詳しく触れる。
Macally製品はどこで製造されているか――製造国への不安を解消する
「アメリカのブランドとわかった。でも実際に製品を作っているのはどこ?中国製なら品質が心配…」という疑問が次に浮かぶかもしれない。製造国に対する不安を持つのはごく自然な反応だ。ここでは製造の実態と、その品質についての考え方を整理する。
製造拠点はアジア(中国)という実態――透明性ある事実として受け止める
Apple自身もiPhoneやMacBookの製造は中国の工場(主にFoxconn)で行っている。AppleをはじめSony、Panasonic、Logitechなど、信頼性の高い世界的ブランドの多くがアジアの製造拠点を活用していることは広く知られている事実だ。製造国が中国であることは、品質の低さを意味するものではない。
重要なのは、どの設計仕様に基づいて製造されているか、品質管理をどの水準で行っているか、という点である。アメリカ本社が品質基準を管理した上で製造を委託するモデルを採用しており、単に安価な中国製品を仕入れて転売しているだけのノーブランドとは根本的に異なる。
中国製=粗悪品という先入観を覆す品質管理の仕組み
中国製=粗悪品という先入観は、10〜20年前の安価な模倣品が多かった時代の記憶に基づいていることが多い。現在の中国製造業の水準は大きく向上しており、国際的な品質基準をクリアした工場では高精度な製品が生産されている。
Macallyの場合、アメリカ本社が製品の品質基準を設定し、アジアの製造パートナー工場に対して仕様の遵守を求める形で品質を担保している。キーボードであれば、キースイッチの打鍵耐久性、フレームの剛性、キーキャップの印字の耐久性などが設計段階から規定されており、それを満たした製品だけが出荷される。
Amazonに投稿された日本語レビューでも、長期使用後も問題なく動いているという報告は多い。もちろん個体差や使用環境による差異はゼロではないが、「使い捨て前提の粗悪品」という評価は当てはまらない。30年間ブランドを維持できているのは、一定水準以上の品質を継続的に提供してきた実績があるからだ。
Apple純正との違いとMac専門にこだわる理由
Apple純正のMagic Keyboardと比較したとき、Macallyの製品はいくつかの点で明確な違いがある。まず価格だ。Magic Keyboardは1万円を超えるモデルが多いが、Macallyのキーボードは同等機能で5,000〜8,000円程度の価格帯が中心であり、コスパの面で優位性がある。
機能面では、Macallyはテンキー付きモデルやUSBハブ付きモデルなど、Apple純正には存在しないバリエーションを提供している。Apple純正がシンプルさを追求したデザインに徹しているのに対し、Macallyは実用性と機能の多様性でユーザーの選択肢を広げている。
Mac専門ブランドとしてこだわっている点は、キーレイアウトのMac最適化だ。WindowsキーボードをMacで使うとキーの配置が合わず、ショートカットが使いにくくなる。Macallyのキーボードはコマンドキー、オプションキー、ファンクションキーの割り当てがMacのシステムに合わせて設計されているため、購入直後から違和感なく使い始められる。これが「Mac専門」であることの最大のメリットだ。
Macallyキーボードを使って感じるメリット――具体的な使い心地と強み
ブランドの信頼性がわかったところで、次は実際の製品としての使い心地が気になるはずだ。Macallyのキーボードを選ぶ理由は何か。他の選択肢と比べたときの具体的な強みを、カテゴリ別に整理する。
Mac配列に最適化されたキーレイアウトの使いやすさ
Macallyのキーボードを購入した人が最初に感じるメリットは、Mac配列への最適化だ。CommandキーやOptionキーがMacの標準配列と同じ位置に配置されており、購入後の設定変更や配列の「読み替え」が不要だ。
MacでWindowsキーボードを使うと、通常はコントロールパネルやユーティリティを使ってキー配置を変更する必要がある。また、Windowsキーボードにはない「かな/英数」キーも省略されていることが多く、入力切替のたびに手間がかかる。Macallyのキーボードであればこの問題が発生しない。日本語入力と英語入力の切り替えもストレスなく行える。
ファンクションキーについても、Macallyのモデルは輝度調整・音量調整・メディア再生制御などのMac向けショートカットに対応している。特に16種類のMacショートカットキーを搭載したモデルでは、キーボード単体で一般的な操作のほとんどをカバーできる。外付けキーボードに切り替えてもMacの操作感が損なわれない点は、日常使いの快適さに直結する。
有線×シザースイッチで得られる安定感と静音性
Macallyのキーボードの多くは有線接続(USB)を採用し、スイッチにはシザースイッチ(パンタグラフ)方式を使用している。この組み合わせが生む安定感と静音性は、特にオフィスや在宅勤務環境で評価されている。
有線接続の最大の強みは、遅延ゼロで安定した接続だ。Bluetoothキーボードは電池交換やペアリング切れのリスクがあるが、有線であれば接続端子を挿しておくだけで常時安定して動作する。長時間のタイピング作業が多いデスクワーカーや、入力の途切れを嫌うプログラマーには有線が依然として支持されている。
シザースイッチはノートパソコンのキーボードと同様のメカニズムで動作するスイッチで、薄型でありながら確かな打鍵感を持つ。メカニカルスイッチのような大きな打鍵音がなく、静音性が高いため、オフィスやカフェでの作業でも周囲への配慮ができる。キーストロークが浅いため長時間のタイピングでも指への負担が比較的少なく、疲労感を抑えながら作業を続けられる。
Macallyの有線モデルは電力供給もUSBから行われるため、別途電源アダプタや電池が不要だ。デスク上のケーブル管理が1本で完結するシンプルさも、使い続けるほどに価値を感じる要素のひとつだ。
コンパクトモデルとテンキー付きモデルの選び方
Macallyのキーボードラインナップには大きく2つのサイズ展開がある。コンパクトサイズ(テンキーレス)と、テンキー付きのフルサイズだ。どちらを選ぶかは、使用目的と作業スタイルによって変わってくる。
コンパクトモデルは78キー前後の設計が多く、テンキーを省略することでボディが小型化されている。デスクスペースが限られている環境や、外出先に持ち運んで使いたい場面に向いている。また、マウスとキーボードを使う際、キーボードがコンパクトであればマウスの可動域を広く確保できる。ゲームや写真編集のような操作でマウスを多用する人にもコンパクトモデルが合いやすい。
テンキー付きのフルサイズモデルは、数値入力を頻繁に行う人に最適だ。経理や集計業務、Excelを多用するビジネスパーソンにとって、テンキーの有無は作業効率に直結する。デスクスペースに余裕があり、数値入力の機会が多い環境であればフルサイズを選ぶ価値は十分にある。
悩む場合の基準として「1日に数字を打ち込む機会が10分以上あればフルサイズ、それ以下ならコンパクト」という目安を持つとよい。どちらのサイズもMacally製品として設計・品質基準は共通しているため、サイズ以外の品質差を心配する必要はない。
購入前に知っておきたいデメリットと注意点
どんな製品にも弱点はある。Macallyの製品を購入して後悔しないためには、事前にデメリットを把握しておくことが重要だ。過度に悲観する必要はないが、正直な評価を知った上で購入を決断してほしい。
価格帯と品質のリアルなバランス
Macallyのキーボードは5,000〜1万円程度の価格帯に集中しており、安価なノーブランド品(2,000〜3,000円)と比較すると割高に感じることがある。一方でApple純正のMagic Keyboard(1万円以上)と比べれば手が届きやすい価格に設定されている。
この価格帯でユーザーが期待するのは「ノーブランド品より確実に品質が高く、Apple純正に近い使い心地が得られること」だ。実際にその期待に応えられているかというと、おおむね応えられているという評価が多い。Mac専用設計のキーレイアウト、安定した有線接続、静音なシザースイッチという基本性能は価格に見合っている。
ただし、プレミアム感や高級感という観点では、Apple純正のMagic Keyboardには及ばない面がある。剛性の高いアルミフレームを採用したACEKEYAのような上位モデルでは質感の差が縮まるが、同価格帯のサードパーティ製品と比較したとき「Macallyだから特別に優れている」とは言い切れない製品もある。「Mac専用の安心感と信頼できる老舗ブランドの製品」に価値を見出すかどうかが、購入判断の鍵になる。
また、日本のAmazonで購入した場合はAmazonの返品・保証ポリシーが適用されるため、不良品に当たった場合でも返品・交換の手続きは日本語で行える。製品自体の国別サポートに不安を感じる場合でも、購入経路としてAmazonを選ぶことでリスクを低減できる。
薄型ボディの耐久性と長期使用の現実
シザースイッチを採用した薄型設計は静音性と薄さを実現する一方、キー個体への物理的な衝撃に対しては、厚みのあるメカニカルキーボードより弱い面がある。強い力で叩くような打鍵スタイルの場合、長期使用でキーキャップやスイッチ部分に磨耗が出やすい。
一般的なタイピングレベル(文書作成やコーディングなど)で使用している限り、1〜2年程度の使用での致命的な不具合はほとんど報告されていない。ただしキーを強打する癖のある人や、1日8時間以上の長時間タイピングが続く場合は、メカニカルキーボード(打鍵耐久性が3,000〜5,000万回クラス)と比べて寿命が短くなる可能性がある。
また、白や明るいカラーのキーキャップを採用したモデルでは、長期使用によって指の接触箇所が変色する(いわゆる「テカリ」)ことがある。これは素材特性上避けにくい現象であり、Macally固有の欠陥というわけではないが、外観の清潔感を長く保ちたい場合は濃いめのカラーを選ぶか、定期的なクリーニングを習慣にするとよい。
日本語サポート体制の実情
Macallyは現時点で日本国内に正規代理店や日本語対応のサポート窓口を設置していない。公式サイト(macally.com)は英語表記であり、問い合わせフォームへの入力や回答はすべて英語になる。日本語でのサポートを期待している場合は、この点を事前に把握しておく必要がある。
ただし、日本のAmazonで購入した製品の場合、初期不良や動作不良についてはAmazonのカスタマーサービスを通じて日本語で対応を受けることができる。一般的な使用上のトラブルやドライバー関連の質問はAmazonのレビュー欄や購入者QAコーナーで日本語情報を探すことも可能で、完全に情報が途絶えているわけではない。
プラグアンドプレイ対応のため、ドライバーのインストールが不要な製品が多く、使用開始に際してサポートが必要になるケースはもともと少ない。
問題が発生した場合の対応は「Amazon経由での返品・交換対応を活用する」というアプローチが現実的だ。英語でのメーカーへの直接問い合わせは、英語対応に慣れているユーザーにとってはハードルが低いが、苦手意識がある場合は最初からその選択肢を期待しすぎないほうがよい。
Macallyのおすすめ人気製品ラインナップ――用途別に選べる4モデル紹介
ブランドの信頼性と製品特性を理解したうえで、実際にどのモデルを選べばよいかを解説する。Macallyのキーボードには複数のバリエーションがあり、用途や好みによって最適なモデルが変わる。ここでは代表的な4モデルを詳しく紹介する。
有線フルサイズ「ACEKEYA」――オールアルミフレームの高級感と静音性
ACEKEYAはMacallyのキーボードラインナップの中でも特に剛性と質感にこだわったモデルだ。本体フレームはオールアルミ素材で構成されており、プラスチックボディの製品とは一線を画す高級感と耐久性を持っている。
キースイッチはシザー式を採用し、静音性を確保しながらも確かな打鍵感を実現している。US配列でテンキー付きのフルサイズ設計のため、数値入力が多いビジネス用途にも対応できる。接続はUSB有線で、電源も接続ケーブルから供給されるため電池交換が不要だ。
アルミフレームの採用によりボディが重くなりすぎず、デスクへの置き心地も安定している。タイピング時にキーボードがズレにくい点は長時間作業の快適性に直結する。Mac専用設計の配列で、コマンドキーやオプションキーはもちろん、輝度・音量などのファンクションキーもMacに対応した割り当てになっている。デスクワークの中心にMacを置き、本格的な有線環境を構築したい人にとって最有力候補となるモデルだ。
バックライト付き有線キーボード――3段階輝度調整と107キーの使いやすさ
照明が暗い環境での作業が多い人、あるいは夜間作業が中心のユーザーに向いているのがバックライト付き有線キーボードだ。キーキャップの下からホワイトLEDが照らされる設計で、暗い部屋でもキーの位置を視覚的に確認しながらタイピングできる。
バックライトの輝度は3段階で調整可能だ。明るい環境ではオフまたは最小輝度、暗い環境では最大輝度に切り替えることで、目への負担を状況に応じてコントロールできる。バッテリーではなくUSB有線接続のため、バックライトを使用していても電池消耗を気にする必要がない。
キー数は107キーでテンキーも搭載しており、フルサイズのレイアウトで幅広い用途に対応できる。16種類のMac専用ショートカットキーを装備しており、音量調整・輝度調整・メディア操作などを専用キーで素早く実行できる。価格は有線スタンダードモデルより若干高めだが、バックライト機能を単独で後から追加することはできないため、必要性を感じるなら最初からこのモデルを選ぶほうがコスト効率がよい。
Bluetoothワイヤレスキーボード――Mac/iOS/PC/Android対応のマルチデバイス接続
ケーブルを使わずにすっきりしたデスク環境を作りたい人、あるいは複数のデバイスを切り替えながら使う人に向いているのがBluetoothワイヤレスモデルだ。Mac/iOS(iPhone・iPad)/PC/Androidと幅広いデバイスに対応しており、複数のデバイスとのペアリングを切り替えながら使用できる。
MacBookとiPadを使い分けているクリエイターや、自宅では複数のPCを使い分けているユーザーには特に利便性が高い。デスクに置いたとき、USBケーブルがない分スペースがすっきりし、外観上の煩雑さが減る。
ワイヤレス接続時の遅延は一般的な文書作成・ブラウジング用途では体感しにくいレベルに抑えられている。ただし電池または充電式のバッテリーが必要となる点は有線モデルとの差異だ。バッテリー残量が減ると接続安定性が低下することもあるため、定期的な充電管理が必要になる。Mac専用の配列設計は他のモデルと同様で、コマンドキーやショートカットがそのまま使える安心感がある。
プレミアム有線キーボード――テンキー付き&2ポートUSBハブ搭載の多機能モデル
Macallyのラインナップの中でも実用機能の充実度が際立つのが、テンキーと2ポートUSBハブを一体化したプレミアム有線モデルだ。キーボードにUSBハブが内蔵されているため、マウスやUSBメモリ、外部デバイスなどをキーボードのハブ経由で接続できる。
Mac miniやiMacを使っているユーザーにとって、本体のUSBポートを節約できる点は実用的だ。Mac本体から1本のケーブルでキーボードに接続するだけで、そのキーボードが2つの追加USBポートとして機能する。デスク周りのケーブルを整理しつつ、接続できるデバイス数を増やしたいユーザーには理想的な選択肢になる。
テンキーはフルサイズで配置されており、数値入力の作業効率は標準フルサイズモデルと変わらない。キーレイアウトはMac専用設計で、コマンドキーやオプションキーの位置もMacの標準配列に準拠している。接続の安定性は有線のため最高水準だ。1台のキーボードにテンキー・USBハブ・Mac配列の3つの実用機能が集約されており、デスク環境を一から構築するユーザーにとってコストパフォーマンスの高い選択肢だ。
Macallyを安心して選べる人・向いていない人――購入判断を整理する
Macallyというブランドについてひと通り理解できたところで、最後に「自分に合っているかどうか」の判断材料を整理する。すべての人にとってMacallyが最善の選択肢というわけではない。向いているユーザー像とそうでないケースを明確にすることで、後悔のない購入判断ができる。
Macallyが最もフィットするユーザー像
MacBook・Mac mini・iMacを日常使いしており、外付けキーボードで作業効率を高めたい人に向いている。Mac専用設計の配列は、購入直後から違和感なく使い始められる大きなアドバンテージだ。特に複数のアプリを同時に操作するデスクワーカーや、ショートカットを多用するユーザーほどMac配列の恩恵を感じやすい。
コスパ重視でApple純正にはこだわらないが、ノーブランドの粗悪品は避けたい慎重派にも適している。5,000〜8,000円程度の価格帯で、Mac専用ブランドとしての信頼性と実用的な機能を両立しているモデルは数多くない。Macallyはその価格帯において妥当な選択肢だ。
静音性を重視するオフィスワーカーや在宅勤務者にも向いている。シザースイッチの静音性はメカニカルキーボードと比較して明らかに低騒音であり、打鍵音が気になる環境でも使いやすい。
Macallyが向いていないケースとその代替
打鍵感にこだわりがあり、メカニカルキーボードの豊かな打鍵フィードバックを求める人には、Macallyのシザースイッチモデルは物足りない可能性がある。打鍵の「カチャカチャ感」や「クリック感」を重視するなら、Keychron(K2・K3など)やHHKBのようなメカニカルキーボードを検討したほうが満足度が高い。
日本語配列(JIS配列)に強いこだわりがある人にも注意が必要だ。Macallyのモデルは多くがUS配列(英語配列)を採用しており、日本語配列のモデルは選択肢が限られる。かなキーや全角キーが必要で、日本語配列から切り替えるつもりがない場合は、ラインナップの確認が必須だ。
予算が2,000〜3,000円以下の人には、Macallyの価格帯はやや高く感じるかもしれない。超低価格帯を求める場合は他ブランドを探したほうが選択肢が広い。ただし、その価格帯でMac専用設計を求めるのは難しいという点も頭に置いておくとよい。
購入前チェックリスト――5つの確認ポイント
最後に、Macallyのキーボードを購入する前に確認しておきたい5つのポイントを挙げる。これらをクリアしていれば、購入後の後悔は最小限に抑えられる。
- 接続方式の確認だ。有線(USB)とワイヤレス(Bluetooth)のどちらが自分の使用環境に合っているかを決めておく。デスク固定での使用なら有線、持ち運びや複数デバイスとの切り替えが多いならワイヤレスを選ぶ。
- キー配列の確認だ。US配列(英語配列)で問題ないかを確認する。日本語配列が必要な場合は、対応モデルが存在するか調べたうえで購入する。
- テンキーの有無だ。数値入力の機会が多いかどうかによって、フルサイズとコンパクトモデルのどちらが自分に合うかが変わる。実際の作業環境を振り返って判断する。
- Amazonのレビューの確認だ。モデル固有の問題(特定ロットの不具合など)がないかを事前に確認しておく。評価件数が多いモデルは情報が集まっており、判断材料として信頼性が高い。
- 購入経路の確認だ。万一初期不良があった場合に日本語でのサポートを受けたい場合は、Amazonや楽天のような日本の大手ECサイトで購入する。メーカーへの直接問い合わせは英語になるため、その点を事前に把握しておく。
以上の5点を確認した上で購入すれば、Macallyキーボードとの付き合いは快適なものになるはずだ。
よくある質問
- Macallyはどこのブランドですか?中国製メーカーではないですか?
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Macallyはアメリカ・カリフォルニア州に本社を置く、1993年創業のMac周辺機器専門ブランドです。製造拠点はアジア(主に中国)にありますが、これはAppleやLogitechなど世界的ブランドと同様のビジネスモデルです。アメリカ本社が設計仕様と品質基準を管理した上で製造委託しており、ノーブランドの安価な中国製品とは根本的に異なります。
- Macallyのキーボードは品質や耐久性に問題はありませんか?
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一般的なデスクワーク用途(文書作成・ブラウジング・コーディングなど)での使用であれば、1〜2年程度での致命的な不具合はほとんど報告されていません。30年以上ブランドを維持できているのは、一定水準以上の品質を継続的に提供してきた実績の証です。ただしシザースイッチ採用の薄型設計のため、強打する癖のある方や長時間の集中作業が続く場合は、メカニカルキーボードより寿命が短くなる可能性がある点は把握しておいてください。
- 購入後に不具合が出た場合、日本語でサポートを受けられますか?
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Macally本体の公式サポートは英語対応のみで、日本国内に正規代理店や日本語窓口はありません。ただしAmazonや楽天など日本の大手ECサイトで購入した場合は、初期不良・動作不良についてAmazonのカスタマーサービスを通じて日本語で返品・交換対応を受けることができます。製品のほとんどはプラグアンドプレイ対応でドライバー不要のため、そもそもサポートが必要になるケース自体が少ない点も安心材料です。
まとめ
「Macally」という名前を見て「どこの国のブランドか」と不安に感じた人も、アメリカ・カリフォルニア州に本社を置く1993年創業の老舗Mac周辺機器専門ブランドだとわかれば、安心して検討を進められるはずだ。30年以上にわたりMacユーザーのために製品を作り続けてきた実績は、ノーブランド品にはないブランドとしての信頼性を裏付けている。
まずはAmazonでMacallyのラインナップを確認し、自分の用途に合ったモデルを探してみてほしい。有線フルサイズのACEKEYAからBluetoothワイヤレスまで、用途別に選べる選択肢が揃っている。Mac専用設計のキー配列で、購入直後から違和感なく使い始められる外付けキーボードを探しているなら、Macallyは有力な候補のひとつだ。

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